Moccamaster Thermo Automatic 79359 レビュー:この高級ドリップマシンは価値がある?
By Coffee Collective | Published: 2026-07-26
Category: 商品レビュー
Moccamaster Thermo Automatic 79359の実機レビュー:作り、抽出性能、そしてこのプレミアム自動ドリップコーヒーメーカーが自宅やオフィスでの価格に見合うかどうかを検証します。
高級な自動ドリップコーヒーメーカーをお探しで、予算に余裕があるなら、Moccamaster Thermo Automatic 79359が候補に上がっていることでしょう。TechnivormのMoccamasterシリーズは、手作業による組み立て、SCA認証、そして安定した品質でコーヒー愛好家の間で熱狂的な支持を得ています。しかし、ほとんどの家庭用コーヒーメーカーよりはるかに高い価格帯であるため、何にお金を払っているのかを正確に理解する必要があります。

このレビューでは、Moccamaster Thermo Automatic 79359のデザイン、抽出品質、使いやすさ、価値を詳しく解説します。また、他のバッチブリュワーとの比較も行い、あなたの日常のコーヒータイムに最適かどうかを判断するお手伝いをします。
デザインとビルド品質
Thermo Automatic 79359は、間違いなくMoccamasterの特徴を備えています。象徴的な角張ったボディ、銅製の沸騰エレメント、そしてブランドが誇る手作業による組み立てが施されています。テストしたモデルはマットシルバーの仕上げで、ブラシ仕上げのステンレス製サーモカラフェ(1.25リットル、約10杯分)が付属しています。カラフェの二重壁真空断熱により、コーヒーは2時間以上温度低下することなく熱さを保ち、ゆっくり飲む人や小規模オフィスに最適です。
すべての部品は頑丈に感じられます。ブリューバスケットはBPAフリーのプラスチック、蓋はしっかり密閉され、ベースはしっかりとした重量感があります。このマシンはオランダ製で、5年保証が付いており、メーカーの自信がうかがえます。実用的なディテールとして、ブリューバスケットのドリップストップ機能があり、抽出中に一時停止してカップに注ぐことができ、こぼれる心配がありません。ただし、ほとんどのカウンタートップドリップブリュワーより大きいため、購入前にスペースを確認してください。
- ヒント:カウンタースペースが限られている場合は、ガラスカラフェ付きのMoccamaster KBGV Selectを検討してください。少し幅が狭くなっています。
抽出性能とコーヒーの品質
Moccamaster Thermo Automatic 79359は、スペシャルティコーヒー協会(SCA)認定を受けており、最適な抽出温度範囲92~96°Cで抽出できるよう設計されています。テストでは、抽出サイクル全体を通じて一貫して93°Cを維持していることが確認されました。シャワーヘッドはコーヒー粉に均等に湯を注ぎ、満タン時の抽出時間は約6分で、適切な抽出に最適な時間です。
中煎りのシングルオリジン(PNS Planadas ESPRESSO、1kg)をドリップ用に挽いてテストしたところ、得られたカップはクリーンでバランスが良く、苦味や酸味のない仕上がりでした。サーモカラフェの断熱性により、ホットプレートでコーヒーを焦がす心配がなく、風味は何時間も新鮮なままです。より濃い抽出を好む方には、ハーフカラフェ設定があり、流量を遅くしてコーヒーと水の比率を高めることができます。唯一の欠点は、タイマーをプログラムできないことです。このマシンは手動のオン/オフ式で、朝に自動で抽出したいユーザーには物足りないかもしれません。

- 最良の結果を得るには、挽きたてのコーヒーとフィルター水を使用してください。このマシンは、Kalita Server 300mlと組み合わせて、サーバーに直接抽出することもできます。
使いやすさとお手入れ
Moccamasterの操作は驚くほど簡単です。水タンクに水を入れ、ペーパーフィルター(サイズ#4)と挽いたコーヒーをセットし、スイッチを入れて待つだけです。デジタルディスプレイやボタン、アプリ接続はなく、シンプルなロッカースイッチのみ。そのシンプルさが魅力の一部ですが、抽出プロセスを完全にコントロールできることも意味します。お手入れも簡単で、ブリューバスケットとカラフェは食洗機対応、マシンは時々マイルドな溶液でスケール除去が必要です。
小さな不満点として、水タンクの満水ラインが固定されており、取り外して洗浄できません。時間が経つと内部にミネラルが蓄積する可能性がありますが、定期的なスケール除去で機能を維持できます。サーモカラフェの注ぎ口が狭いため、手洗いには少しコツがいりますが、長いハンドルのブラシを使えば問題ありません。
- スケール除去のヒント:コーヒーマシン専用のスケール除去剤を使用してください。酢は残留臭の原因になるので避けてください。
価格と価値の比較
Moccamaster Thermo Automatic 79359は、自動ドリップコーヒーメーカーのプレミアムエンドに位置し、通常350~400ドル前後で販売されています。これは標準的なドリップマシンよりはるかに高価ですが、Breville Precision BrewerやBonavita Connoisseurなどの他のハイエンドブリュワーと競合します。Moccamasterの際立った点は、手作業による品質、長期保証、SCA認証であり、これらは本格的なコーヒー愛好家にとって価格を正当化する特徴です。
スマート機能よりも一貫性と耐久性を重視するホームバリスタにとって、このマシンは堅実な長期投資です。ただし、プログラム機能やコンパクトな設置面積が必要な場合は、シングルサーブ用のAeroPress Go PLUS - Creamや、より手頃なバッチブリュワーを検討してもよいでしょう。オフィス用としては、Moccamasterのサーモカラフェと1.25Lの容量は信頼できる実用的な選択ですが、同僚にシンプルなオン/オフスイッチの使い方を教える準備が必要です。
- 代替案:同様の抽出温度で予算に優しいバッチブリュワーとしては、Bonavita BV1900TSが考えられますが、Moccamasterのビルド品質と保証には及びません。
Moccamaster Thermo Automatic 79359は、優れた抽出品質、耐久性のある構造、そして手間いらずの体験を提供し、ガジェットよりも素晴らしいコーヒーを優先するすべての人を満足させます。安価ではなく、スケジュール抽出もできませんが、長年にわたって使い続けられ、一貫して優れたドリップコーヒーを抽出するマシンに投資する覚悟があるなら、その価値は十分にあります。新鮮なスペシャルティ豆と高品質のグラインダーと組み合わせれば、お気に入りのカフェに匹敵するセットアップが完成します。



